IFC Marketsの口座タイプ比較

IFC Marketsの口座タイプは、「NetTradeX」「MetaTrader 4」「MetaTrader 5」の取引ツール毎に各2種類、合計6種類の口座タイプがあります。

NetTradeXは、Beginner(ビギナー)・Standard(スタンダード)口座の2つ、MetaTrader4とMetaTrader5は、Micro(マイクロ)・Standard(スタンダード)口座の各2つがあり、BeginnerとMicro口座は、最低入金額が100円以上なのに対し、Standard口座は10万円以上が最低入金額となります。

その他にも、各口座タイプによって最大レバレッジや取引量などが異なります。下記、詳しくIFC Markets口座タイプを比較しながら解説します。

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IFC Markets口座タイプ比較表

項目NetTradeXMetaTrader 4MetaTrader 5
BeginnerStandardMicroStandardMicroStandard
口座通貨USD EUR JPY uBTCUSD EUR JPYUSD EUR JPY
最大レバレッジ400倍200倍400倍200倍400倍200倍
最小スプレッド0.4 pips(変動)
1.8 pips(固定)
1.8 pips0.4 pips
スプレッド方式固定/変動固定変動
最小取引量100通貨10,000通貨0.01 lot
(1,000通貨)
0.1 lot
(10,000通貨)
0.01 lot
(1,000通貨)
0.1 lot
(10,000通貨)
最大取引量10万通貨-10万通貨-10万通貨-
口座上限5,000 USD-5000 USD
5000 EUR
500 000 JPY
-5000 USD
5000 EUR
500 000 JPY
-
最低入金額100円10万円100円10万円100円10万円
合併商品の作成取引可能不可
取引手数料基本無料、株式CFDは証券市場毎に手数料あり
注文方式DMA/STP
ボーナスなし
複数口座開設可能
口座維持手数料無料
入金手数料基本無料
出金手数料一部発生
ロスカット水準証拠金維持率10%以下
自動売買可能
両建て可能
スキャルピング可能
顧客資金保全Saxo Bank、UBSなど
顧客資金補償AIG
追証なし(マイナス残高リセット対応)

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NetTradeX

取引ツールの「NetTradeX」とは、2006年にIFC Marketsが独自開発した取引ツールです。MT4やMT5と同様に通貨取引の他、株価指数や個別株、貴金属などのデリバティブCFD取引が可能です。

MT4やMT5と異なる点は、海外FX業者の中で唯一、合併商品(ポートフォリオ分析取引)ができることです。

合併商品とは、複数の通貨ペアや銘柄を自由に組み合わせて自分だけのオリジナルの金融商品を作成し取引できる機能です。相関性の低い金融商品を組み合わせることでローリスク・ミドルリターンが得られることがメリットです。

通常ならば、相関性の低い金融商品を一つ一つ別々に取引しなければならないところ、合併商品としてまとめて1回で取引できるのは魅力的です。ただし、NetTradeXの取引画面はお世辞にも見やすい、使いやすいとは言えないのがデメリットなので、中上級者向きの取引ツールとなります。

NetTradeXのBeginner口座

NetTradeX Beginner口座の特徴

  • 最大レバレッジ: 400倍
  • 最小スプレッド: 0.4pips(変動)/1.8pips(固定)
  • 最小取引量: 100通貨
  • 最大取引量: 10万通貨
  • 口座残高上限: 5,000 USD
  • 最低入金額: 100円
  • 合併商品の作成取引: 可能

NetTradeXのBeginner(ビギナー)口座は、最大レバレッジ400倍、100通貨単位で最大10万通貨まで、NetTradeXの取引ツールを使用して取引できる口座です。

NetTradeX自体が、中上級者向きの取引ツールなので、FX取引経験者でNetTradeXを初めて使う人が向いているのがBeginner口座です。

また、スプレッドは変動か固定かを口座開設時に選べます。銘柄によって変動スプレッドの方が固定スプレッドよりも低かったり、逆に変動スプレッドより固定スプレッドの方が低いことがあるので、取引する銘柄によって変動か固定スプレッドかを決めた方が良いでしょう。尚、NetTradeXもIFC Markets会員ページ内からデモ口座を作れるので、まずはデモ口座を作ってスプレッドを比較してみるのも良いでしょう。

NetTradeX Beginner口座が向いている人

  • FX中上級者
  • 投資金が10万円以下
  • 1回の取引が10万通貨以下
  • 口座残高が5,000ドル未満
  • NetTradeX初心者

NetTradeXのStandard口座

NetTradeX Standard口座の特徴

  • 最大レバレッジ:200倍
  • 最小スプレッド: 0.4pips(変動)/1.8pips(固定)
  • 最小取引量: 10,000通貨
  • 最大取引量: 記載なし
  • 口座残高上限: なし
  • 最低入金額:10万円
  • 合併商品の作成取引: 可能

NetTradeXのStandard(スタンダード)口座は、最大レバレッジ200倍、10,000通貨単位でNetTradeXの取引ツールを使用して取引できる口座です。

Beginner口座が、最大レバレッジ400倍で100通貨単位で取引できるのに対し、スタンダード口座は、最大レバレッジ200倍に制限されてしまいますが、10,000通貨単位で口座残高上限なしで取引が可能になります。

Standard口座は、最低入金額が10万円以上となっているので、10万円以上の資金で取引する人向けの口座です。

NetTradeX Standard口座が向いている人

  • FX中上級者
  • 投資金が10万円以上
  • 1回の取引が1万通貨以上
  • NetTradeXを中心に取引したい人

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MetaTrader 4 (MT4)

取引ツールのMetaTrader4(MT4)は、MetaQuotes Software社が2005年に開発リリースした金融機関ならびに投資家向けの取引プラットフォーム(取引ツール)です。世界中のFX業者で取引ツールとして採用され、現在では約750社以上との実績があり、世界で最も人気で有名な取引ツールとなりました。

IFC MarketsのMT4であれば、通貨取引の他、株価指数や個別株、貴金属などのデリバティブCFD取引がNetTradeX同様に可能です。

NetTradeXと異なる点は、MT4は合併商品作成不可すが標準で自動売買機能や多くのテクニカル分析指標ツールの搭載、インジケーターや自動売買の開発ツールがセットになっている点です。

GoogleやYahooなど検索サイトでMT4に関する分からないことを調べると、多くの情報がインターネット上に公開されているので、MT4は一番使いやすい取引ツールと言えます。

MetaTrader4のMicro口座

MetaTrader4 Micro口座の特徴

  • 最大レバレッジ: 400倍
  • 最小スプレッド: 1.8pips(固定)
  • 最小取引量: 1,000通貨
  • 最大取引量: 10万通貨
  • 口座残高上限: 5,000 USD
  • 最低入金額: 100円
  • 合併商品の作成取引: 不可

MetaTrader4のMicro(マイクロ)口座は、最大レバレッジ400倍、1,000通貨単位で最大10万通貨まで、MT4の取引ツールを使用して固定スプレッドで取引できる口座です。

最小スプレッドが1.8pips(固定)なのは、通貨ペアや銘柄によって異なります。例えば、USD/JPYやEUR/USDは1.8pipsのスプレッドですが、AUD/JPY(豪ドル/日本円)の場合は、3.5pipsとなります。

Micro口座は、最低入金額100円からとなっており、1000通貨単位で取引できるので、資金が少ない人向けの口座となっています。

MetaTrader4 Micro口座が向いている人

  • FX初心者
  • 投資金が10万円以下
  • 1回の取引が10万通貨以下
  • 口座残高が5,000ドル未満
  • 固定スプレッドで取引したい人
  • MT4を使って取引したい人

MetaTrader4のStandard口座

MetaTrader4 Standard口座の特徴

  • 最大レバレッジ:200倍
  • 最小スプレッド: 1.8pips(固定)
  • 最小取引量: 10,000通貨
  • 最大取引量: 記載なし
  • 口座残高上限: なし
  • 最低入金額:10万円
  • 合併商品の作成取引: 不可

MetaTrader4のStandard(スタンダード)口座は、最大レバレッジ200倍、10,000通貨単位で、MT4の取引ツールを使用して固定スプレッドで取引できる口座です。

MetaTrader4のMicro口座と異なる点は、最大レバレッジ、取引単位、最低入金額、最大取引量や口座残高上限がない点です。

最大レバレッジは200倍に制限されますが、大きな損益を狙える取引が可能なので、資金が10万円以上ある人向けの口座となります。

MetaTrader4 Standard口座が向いている人

  • FX中上級者
  • 投資金が10万円以上
  • 1回の取引が1万通貨以上
  • 口座残高が5,000ドル未満
  • 固定スプレッドで取引したい人
  • MT4を使って取引したい人
  • 大きな損益を狙いたい人

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MetaTrader 5 (MT5)

取引ツールのMetaTrader5(MT5)は、MetaQuotes Software社がMetaTrader4の次世代版として2010年に開発リリースした取引プラットフォーム(取引ツール)です。MT4の次世代版として開発されましたが、全く新しいプログラムで開発されたのでMT4との互換性はなく、MT4で使用していたカスタムインジケーターや自動売買(EA)は、MT5では使用できないのが特徴です。

そのため、インターネット上で無料・有料配布されているカスタムインジケーターやEAの種類は未だにMT4の方が多いので、MT5は人気があまりないのが現状です。

MetaTrader5のMicro口座

MetaTrader5 Micro口座の特徴

  • 最大レバレッジ: 400倍
  • 最小スプレッド:0.4pips(変動)
  • 最小取引量: 1,000通貨
  • 最大取引量: 10万通貨
  • 口座残高上限: 5,000 USD
  • 最低入金額: 100円
  • 合併商品の作成取引: 不可

MetaTrader5のMicro(マイクロ)口座は、最大レバレッジ400倍、1,000通貨単位で最大10万通貨まで、MT5の取引ツールを使用して変動スプレッドで取引できる口座です。

MetaTrader4のMicro口座と異なる点は、MT4は固定スプレッドなのに対し、MT5は変動スプレッドになる点です。

最小スプレッドが0.4 pips~の変動制になるので、同じ通貨ペアや銘柄でも相場の地合いによっては、スプレッドが広がったり縮小したりします。

MetaTrader5 Micro口座が向いている人

  • FX初心者
  • 投資金が10万円以下
  • 1回の取引が10万通貨以下
  • 変動スプレッドで取引したい人
  • MT5を使って取引したい人

MetaTrader5のStandard口座

MetaTrader5 Standard口座の特徴

  • 最大レバレッジ:200倍
  • 最小スプレッド: 0.4pips(変動)
  • 最小取引量: 10,000通貨
  • 最大取引量: 記載なし
  • 口座残高上限: なし
  • 最低入金額:10万円
  • 合併商品の作成取引: 不可

MetaTrader5のStandard(スタンダード)口座は、最大レバレッジ200倍、10,000通貨単位で、MT5の取引ツールを使用して変動スプレッドで取引できる口座です。

MetaTrader4のStandard口座と異なる点は、「固定スプレッドか変動スプレッド、取引ツールがMT4かMT5」の2点の違いだけです。

MetaTrader5 Standard口座が向いている人

  • FX中上級者
  • 投資金が10万円以上
  • 1回の取引が1万通貨以上
  • 変動スプレッドで取引したい人
  • MT5を使って取引したい人
  • 大きな損益を狙いたい人

IFC Markets おすすめの口座タイプ

海外FX経験者向けのオススメ口座タイプ

海外FX経験者、資金が10万円以上でIFC Marketsの口座を作るのが初めての方は、「MetaTrader 5 Standard」の口座タイプがおすすめです。

資金が10万円以下の方は「MetaTrader 5 Micro口座」がオススメです。

海外FX経験者の場合は、MetaTrader4を既に使用している方がほとんどだと思いますので、あえてMT4を使わずMT5で取引されても良いでしょう。お好みのMT4カスタムインジケーターがある場合は、MT4口座でも問題ありません。

どちらにしても、IFC Marketsでは一人6口座まで複数口座タイプの口座を開設できるので、はじめにMT5口座を開設して、後からMT4口座などを追加で開設も可能です。複数口座間の資金移動も手数料なしでリアルタイムに資金を移動できますのでとても便利です。

FX初心者向けの口座タイプ

FXも株式CFD取引も初めて、もしくは、1年未満の経験の方で資金が10万円以下であれば、「MetaTrader 4 Micro」の口座タイプがおすすめです。

MT4であれば、使い方が分からなくてもネットで調べればたくさんの情報が色々なサイトやブログで公開されているので、すぐに解決できます。初心者の方は、いきなり10万円以上の資金を入金して取引というのもハードルが高くなると思うので、Micro口座でコツコツ取引してみるのも良いでしょう。

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2020年11月23日